実家の大掃除に意味を見いだせない
実家に帰ってきた。
約2か月ぶりの帰省で、
帰省するたびに思うのは
「ここにあるもの全部なくなっても特に問題なし」
必要なものがすべて今住んでいる家にあるため、
今火事になってすべてが燃えたとしても
「ん…何を持っていたんだっけ?」と思うようなものばかり。
だけど、なぜかそういうものが捨てても捨てても
実家からは出てくる。
小学校の頃の作文とか
美術の時間に作った貯金箱とか
高校のころ友人と回してたメモ帳とか
就職して買ったお財布とか
自分の部屋からだけじゃない。
押し入れとか両親の部屋とか納屋とかからわんさか出てくる。
全部捨てればいいのだけど
もう今年のごみ回収は終わっている。
そのうえ片づけてるとたいてい母が
「これ捨てちゃうの?せっかくあなたが
小学校3年生の時に買ってあげたのに~」
とか言い出す。
確かに小学校3年生の頃はいくつぬいぐるみ持っててもいいけど
さすがにこの年ではナシでしょ。
結局いつかはすべて捨てるんだろうとわかっているけれど
実家に滞在している間にすべてを捨てるのは不可能に近い。
だから毎回帰るたびに「ここにあるのはかつての私の抜け殻…」
とか思うのはもうやめたい。
自分の家はかなり容赦なく物を捨てたので
来年は実家もやる。
もう毎回毎回、何があったんだって思われそうなほどのごみ袋を捨てて帰る。