結局本によって作られたのかもしれない
こんにちは寺本です。
正月休みに実家に滞在してはや6日。
正直、母親からの
「ねぇまたパソコンが動かないんだけどォ~」で仕事を中断されること以外は
非常に快適に仕事ができている。
その理由は、おそらく、父親の蔵書に囲まれて働いているせいだと思う。
うちの父親は、活字中毒なうえに愛書家という、ある意味一番達が悪いタイプの人間で
・本が好き
・買う
・読む
・読み終わったら本棚へ
という生活を続けた結果、明確には数えていないけれど約1万冊くらいの本が
実家の本棚にある。
しかも、厄介なことに父の職場の隣に某ブッ○オフができたらしく、増殖は加速し続けている。
少しは手放したらどうかというと
「全部また読む」と言い返される。
しかもそれが嘘ではないらしく
実家に帰るたびにほんの一が入れ替わったり、父の枕元に置いてある本が入れ代わり立ち代わり替わっていく。
こういう環境で育ったので
本がそばにあると非常に安心する。
こういうことを言うと
「本が好きなんだ、アタマいい~」とか言い出す人がいるが
私は幼少期から読んでいたのは
・中島らも(アル中でヤク中)
・村上春樹(気難しい)
・開高健(戦場描写)
・阿刀田高(エログロ的な表現多し)
等々、アングラな世界のよみものばかり。
その結果、立派にサブカル野郎になってしまったけれど仕方ない。
そして、このまずい本の中には
・アルコールで身を崩す人の心理
・人間関係に苦しむ人の姿
・何かに依存して生きる人
の描写が克明だった。
たぶん、私が心理学に興味を持ったのは、ここからなんだと思う。